院試に落ちた日
ふと思い出したのでブログにかいてみる。
だいたい去年の8月の後半くらいのこと。
外部で受けた院試の結果を、研究室で確認してみたら不合格だった。
県外の院試を受けたのは一人暮らししたかったからで、
それ以上もそれ以下もなかった。
(学部の時は薬学部薬学科以外で県外へ出ることが許されてなかったけど、院の二年間くらいは奨学金を借りて自分で生活費を出すことを条件に許してくれた)
それなりに勉強はしてたけど、やっぱり勉強量が足りなかった。
「受かってやる!」って気持ちが、足りなかったかもしれない。
くやしかったけど、これが実力かぁって思った。
結果をみた私は、まずは先生に話さないといけないと思い、部屋をノックした。
毎週90分くらいつきっきりで院試の問題演習をしてもらっていたのに結果でなかったので、やっぱり申し訳なさが大きく募ってしまったのだった。
「ごめんなさい、院試落ちちゃいましたー。来年からもよろしくお願いします(笑)」
って感じで軽く話したつもりだったけど
「そうか。これからお昼食べに行く?奢るよ」
と誘われて、少し大学から離れたラーメン屋さんにご飯を食べに行った。
その後有名なケーキ屋さんで人数分のケーキを買ってもらい、研究室でみんなでケーキを食べながらたわいもない話をした。
同期や先輩は突然のケーキパーティーにびっくりしてたけど、
理由を話すと「おつかれさま」って言ってくれた。ありがたかった。
冬に二次募集するらしいけど、こんないい環境に居させてくれるなら
一人暮らしなんてやめて、ここの研究室のままがいいかも、と思ったのを覚えている。
このときのラーメンの味をあまり覚えていなかったりする。
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そのラーメン屋にむかう道中で先生が話していた内容が、
今でも頭のなかでぐるぐるすることがある。
「うちの研究室の先輩で、県外の院試に受かってった人がいるけど、
研究室が合わなかったらしくて休学しながら修了してった人もいるから、
県外の大学院に行ったところで君が幸せになるとは限らないんじゃないかな。」
私を励まそうとしてそんなことを話してくれたんだとおもう。
けれども、何かの縁で県外の大学院にお世話になろうとしている今、
本当にこのままでだいじょうぶなのだろうか、やっていけるのだろうか、
やっぱりやっぱり、不安だ。